フィギュア女子五輪代表「宮原知子」の祖母が語る サトちゃんの素顔とお年玉
12月23日、女子フィギュアスケートの全日本選手権を圧巻の4連覇で制した宮原知子(19)。同時に2018年2月開幕の平昌五輪への切符を見事に掴んだ。だが、彼女は2017年1月に左股関節の疲労骨折が判明し、1年近く実戦から離れていたのだ。見事な復活はどうして出来たのか、孫の素顔を祖母が語った。
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まあまあ、こんな鬱陶しいところに――。
――京都府山科に暮らす宮原知子の祖母・宮原淳子さん(80)である。知子さんの両親は、父・亮さんは京都大学医学部を卒業した医師であり、現在は府内の病院で呼吸器外科部長、母・裕子さんもまた、医師で血液内科の副部長という多忙の身にある。それゆえ、祖母である淳子さんも、孫のために一肌脱いだのだ。
すいませんね、散らかっておりますけど。みなさんがサトちゃんにお花をいっぱい下さるのでね。息子(知子さんの父・亮さん)の家は、誰もいないことが多いので、こちらにおいてるんです。これは先日のNHK杯のお花ですね。こうしてね、お水を替えて長持ちするお薬ってあるでしょ、アレを入れてね。白は白でまとめて、って感じにしています。
サトちゃんはホントに無口で、何を考えているのか分からないような子やったんです。こっちで尋ねても、ウン、ソウヤ、とか言うばかりでね。妹の方は1人で喋ってまして、姉のサトちゃんは黙ってる。たまに妹がおかしなことを言うと、それおかしいで、とか言うくらい。
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