悪徳「格安クリーニング」に騙されないための「7つのポイント」
店員の「愛想」も要チェック
【1】店頭に「ワイシャツ90円」とか「半額」と大きく宣伝している
「1年中、半額セールをやっている店が近くにあるのではないでしょうか。実際に使っているかたもおられるかもしれません。そうなると、この店は『常に料金が半額』だということになり、実は『半額のほうが普通料金』になっているわけです。『ワイシャツ半額90円』が毎日続けば、通常料金の『180円』は嘘で、『90円』が本当の値段になります。こうした価格表記は、景品表示法に抵触する可能性もあります」(鈴木氏、以下同)
【2】「○○加工」というオプションをやたらに勧める
「以前からクリーニング店が勧める代表的な加工は、『汗抜き』、『撥水』、『折り目』の3つになどになりますが、1着の服に3つの加工を同時に勧めても、効果が怪しくなってきます。それでも勧めてくる店は、会社が店員に加工数を競わせている場合があります」
【3】店員が、過剰なほど愛想がいい
「現在の大手クリーニング会社は、店員教育を頻繁に行っています。店員さんに好印象を抱くと、客は『いい店』と判断するからです。もっと言えば、接客態度がいいと、多少のことは許されるんです。しかし、そんな店ほど変な追加料金があったり、クリーニングの質が悪かったりします」
【4】しみ抜きが別料金になっている
「昔のクリーニング屋は、しみ抜きは料金に含まれていました。どこかの業者が、最初からシミ抜き料金を徴収したら簡単に取れたので、あっという間に業界中に広まってしまったのです。しかしどこの店員も、シミが落ちるか落ちないかは、その場では判断できません。お金を払っても落ちないときもあるし、逆に払わなくてもキレイに落ちることがあります。落ちなかったら金を返せ、と主張してもいいでしょう」
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