悪徳「格安クリーニング」に騙されないための「7つのポイント」

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原因は「仁義なき」低価格競争

 省力化は、「個人店」が多かったクリーニング業界の「企業化」を推し進めた。資本を投下して、最新の機械を揃えた洗濯工場を建設し、店舗は商品の取次店とした。利益率向上とコストカットを同時に実現し、料金の値下げに成功。その結果、当初は消費者とウィンウィン(win-win)の関係が築けた。

 その蜜月が終焉を迎えるのが90年代。大手企業が個人店を駆逐する形で進行したシェア争いが天井に達し、「仁義なき」低価格競争が展開されていったのだ。

 最初に生じたのは、クリーニング会社の「ブラック企業化」だ。女性パートや外国人技能実習生を過剰労働や残業代の未払いで酷使させ、人件費を限界以上に削る。

 それでも駄目だということで、遂に一部の悪徳業者は「消費者を騙す」方向に舵を切った。料金体系を故意に煩雑にするなどして、消費者が余計な料金を支払わざるをえないようにしたのだ。

 そうした悪辣な業者を見分けるチェックポイントを、鈴木氏に作成してもらった。項目は全部で7項目ある。

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