今度はギリシャ悲劇に「蒼井優」の役者冥利
『アンティゴネ』。読んだことはなくても、名前くらいは知ってますね。
ソポクレスが書いたギリシア悲劇の代表作。悲劇と言うからには、理不尽な世を生きる人生を“修行”と心得た主役が、行き過ぎた修行で命を落とすという筋書きは不変。これをフランス人作家ジャン・アヌイが『アンチゴーヌ』という戯曲に翻案。筋が少しだけ単純化されている。
そのアンチゴーヌ役に、蒼井優(32)が挑戦する(演出・栗山民也、新国立劇場、1月9〜27日)。
エッセイストの森綾さんが言う。...