松居一代「独占インタビュー」――「私が家庭裁判所に電車で行った理由」

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松居一代の頭にぶつかるカメラ

————ところが、実際は違っていたわけですね?

松居 第1回目の朝、9月4日の朝を迎えました。すると家の周りは大勢のマスコミの方々で埋め尽くされていたのです。内密の日程が、どうして外部に漏れたのか……不思議で仕方ありませんでした。もちろん私は言いませんし、家裁の方がお話されるわけがありません。

 どうやってマスコミの皆さんの中を突破し、家裁に向かおうかと悩んでいたところ、書記官の方から電話をいただきました。「家裁もすごい報道陣です。お一人で大丈夫ですか?」と心配してもらいました。

 結局、私は、そのまま一人で家を出ました。徒歩で駅に向かう私に、マスコミの皆さんがくっつくようにして移動が始まりました。駅までついてこられるのは予想していましたが、まさか、報道陣の皆さんと一緒に電車に乗り込むことになるとは思ってもいませんでした。ラッシュ時は過ぎてはいましたが、それでも押し合いへし合いになって、私の頭に何度もカメラがぶつかってしまうありさまでした。

————1回目の調停が終わると、何をされたのですか?

松居 1回目の調停が終わると、弁護士探しに奔走しました。実は、私の代理人を務めてくれる弁護士は、まだ決まっていなかったのです。妥協することなく、じっくり探していこうと考えていました。何より正義感の強さを求めました。

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