石破茂、番記者を交えて忘年会 カラオケで“最後にゲルは勝つ”

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 師走に入り、永田町も忘年会シーズン真っ盛り。

 石破茂・元地方創生相(60)率いる水月会もご多分に漏れず、6日、番記者と派閥幹部の忘年会を催した。

「一応名目は懇親会ですけど、もちろん忘年会という位置づけ。なので例年、居酒屋で行われるんですが」

 とは、水月会担当記者。

「今年は1次会から、会場は銀座のカラオケルーム。“いきなり歌かい”と、我々も驚きましたね」

 なぜ今回に限ってイレギュラーな事態となったのか。

「そもそも、番記者とのカラオケ懇親会は、毎年9月に小田原のホテルで行われる1泊2日の研修旅行の中でやっているんです」(同)

 ところが、

「実は、今年はその研修会の最中に、北朝鮮が核実験を行った。“そんな時にマスコミと呑気に歌っていたらさすがにマズい”と、会は中止になっていたんです。なのでこの年末の会合で、果たせなかったカラオケを復活させたのです」(同)

 20時過ぎ。番記者約15名が待つ中、石破氏は約1時間遅れて会場入りした。

「それまでは歌なしで、幹部と記者連中が懇談していたのですが、会長が来た途端、解禁されました」(石破派関係者)

 会長は記者団に、歌う曲についてある注文をつけた。

「“昭和の曲縛りでお願いします”と。若手の記者も多く、曲選びに苦労していましたね」(同)

 当の本人はというと、

「『年下の男の子』『木綿のハンカチーフ』などを得意満面で熱唱。この上なく楽しそうでした」(同)

 さて、宴もたけなわ。

「KANの『愛は勝つ』が水月会定番のラスト曲で、今回もそうだったんですが、歌詞の“愛”を茂の“ゲル”に替え、♪信じることさ、必ず最後にゲルは勝つ~と、全員で肩を組まんばかりの大合唱でしたね」(同)

 他派閥幹部が呆れる。

「総裁選まですでに1年を切っているのに、派閥拡大の気配は一切なく、それでも危機感はゼロ。このままでは善戦すら怪しい」

 盛り上がっているのは内輪だけ――。

週刊新潮 2017年12月21日号掲載

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