Xmas前のこの時期に… 韓国で勃発した日本製コンドーム「オカモト」不買運動の行方
やっぱり日本製がいい
スポーツ東亜いわく、オカモトの前身企業である「国際護謨工業株式会社」が〈日帝強制占領期、軍需用品としてサック(当時コンドームを指す言葉)を供給〉し、〈日本軍慰安所に供給〉したことが問題であるらしい。“戦犯企業”とはおだやかではないが、かの国ではおなじみのレッテルのようで、「キリンビール」や「森永」といった日本企業も、真偽が不確かながら“日本軍に協力した企業”として韓国ネットメディアで名を挙げられている。
昨年にはPVに“戦犯企業”の「トヨタ」と「ホンダ」の自動車を登場させたことで、韓国のアイドルグループが謝罪させられる騒動も起きた。トヨタはさておき、ホンダは戦後の1948年創業。戦犯になりようもないのでは……と思いきや、
「本田宗一郎はホンダの前に『東海精機重工業』を立ち上げていて、当時ここが軍需工場となっていたから、という論理のようですよ」
と解説するのは『悪韓論』の著書がある室谷克実氏だ。この度槍玉に上げられてしまったオカモト、12月5日には韓国のアダルトグッズサイトで販売が中止されるなどの動きもあるが、同氏はどう見ているか。
「こういった不買運動は、立ち上がっては消滅するの繰り返しなんですよ。近年の大きな動きでいえば、13年に韓国の個人商店主など600万人が加盟する『路地裏商店街保護消費者連盟』が日本製品のボイコットを起こしました。島根県の『竹島の日』式典に日本政府の代表が出席したことに反発しての動きですが、これも結局尻すぼみに終わった。一部は騒いでも、紙オムツなど日本の日用製品は優れていますから、消費者は“やっぱり日本製がいい”となるんです。オカモトについては、大手コンビニがどういう判断を下すのかがカギという見方があるようですが、今回もすぐに落ち着くでしょう。そもそも韓国は中絶率が高く、コンドーム自体、そんなに使われていないのでは……」
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