独立騒動「ローラ」が3年ぶりにCM女王 広瀬すずを超える
広瀬すず、有村架純、綾瀬はるか、上戸彩……今をときめく旬な女性たちを差し置いて、CM界の頂点に立ったのはタレントのローラ(27)である。3年ぶりに女王の座に返り咲いた彼女が、支持される理由とは――。
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メディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社は、12月6日に「2017タレントCM起用社数ランキング」を発表した。今年1月から11月までに放送されたテレビCMで、実際に出演した男女をそれぞれカウントしたものだが、
「ローラを選んだ企業は15社で、14社の広瀬すずを僅差で破った格好になりましたけどね。男性タレント部門1位のエンケンこと遠藤憲一は12社、2位の嵐・相葉雅紀やテニスの錦織圭は11社ですから、総じてみればローラは総合1位の地位を獲得したのです」(芸能記者)
起用先をみても、楽天、ユニクロ、リクルートなどなど大手企業が目立つ。1本あたり4000万円前後のギャラが提示されていると囁かれているが、そこまで支持される理由は何か。
「ズバリ、彼女を起用すれば、とにかく商品が売れることに尽きます」
とは、芸能評論家の肥留間正明氏だ。
「例えば、サントリースピリッツのバーボン『ジムビーム』は、ローラをキャラクターに採用して以来、取扱店舗を2倍に拡大しました。エースコックの『焼そばモッチッチ』も、彼女が商品名を歌うCMを流したところ、発売2カ月半で600万食を販売したのです」
発売10日で100万本
それだけではない。ネイチャーラボの女性向けシャンプーに至っては、発売わずか10日で100万本の売り上げを記録。公式リリースでは〈1秒に1本以上売れている〉なんて胸を張る。
「モデルとして雑誌にも露出する彼女は、若年層の女性に影響力がありますから。おバカタレントとして一世風靡したのも今や昔。バラエティ番組などのレギュラー枠はゼロだから、変な色がつかず幅広いクライアントに対応できるのです」(同)
とはいえ、「レギュラーゼロ」の一因は、ローラが抱える独立騒動と無縁ではないだろう。振り返れば今年6月、彼女は所属事務所「LIBERA」へ反旗を翻し、翌月には親族が代表を務める新事務所「MOKA BEAR」を立ち上げた。秋からは、クライアントに契約関係を解除したと触れ回っていると報じられたが、背景には一方的な雇用関係への不満があったとされる。彼女自身、歌手や海外での活動に専念したいと語っており、結果としてテレビ出演は稼げるCMに限られているのだ。
「後ろ盾のないローラ側は、人を介して元SMAP3人組をプロデュースして何かと話題の飯島三智氏に相談しようと試みましたが、会うことすらできなかったと聞いています。元の事務所は、11月末でファンクラブの休止を発表しましたが、解散ではないと強調して両者の主張は平行線を辿っています」(先の記者)
女王サマに復帰しても、未だその足元は覚束ない。