実は“読書家”東野幸治は「週刊誌愛」が高じて「週刊新潮」に連載開始
「死ぬまでSEX」の下品さが面白い
――「文春」と「新潮」の表紙は絵で、基本的には記事タイトルは入っていません。
東野 「文春」と「新潮」の表紙って、NHKのニュース番組を子供の頃に、「これ、何がおもろいねん」と思うのと似てますよね(笑)。
同じニュース番組でも民放のほうが華やかじゃないですか。子供の時は「民放のニュースでええやん」と思っていたわけですけど、大人になるにつれNHKの魅力が分かってくるのと同じ、という印象ですね。
8月で50歳になりましたけど、残るは「サンデー毎日」(毎日新聞出版)だけです(笑)。
病院とか銀行に置いてあるというのが全てを物語っているわけで、どうなんでしょう、一生無理かもしれません(笑)。
――90年代に比べると、週刊誌のイメージも変化し、東野さんも“大人”になられました。
東野 最近の「現代」や「ポスト」は正直、年寄りのエロ本になっているわけじゃないですか。エロと健康法と病気の記事。「ポスト」は「死ぬまでSEX」で、あの下品さが面白いです。いまだに性表現に飽くなき情熱を燃やしているでしょう(笑)。
「新潮」さんはそういうのしないでしょ? それとも、いよいよ手を出すんですか?(笑)
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