詐欺で逮捕「スパコン長者」の危険な人脈 山口敬之のスポンサー、麻生副総理ともお友達
ベンチャー企業社長を巡る“事件”が話題を呼んでいる。師走の初めに、東京地検が詐欺容疑で逮捕した「スパコン長者」は「麻生副総理」ともお友達。しかもあの「準強姦記者」山口敬之氏のスポンサーで、3人の間には、実に密接な「繋がり」が垣間見えるのである。
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12月5日、東京地検特捜部に逮捕されたのは、都内のベンチャー企業「ペジーコンピューティング」(以下、ペジコン)の齊藤元章代表(49)である。
司法記者が言う。
「容疑は、齊藤代表と同社の役員が、経産省所管のNEDO(ネド)(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から受けた助成金を騙し取ったというものです。金額は、4億3100万円と多額に上りました」
齊藤氏は、NEDO選定の事業を実施。しかし、後に実際にかかった額より水増しした実績報告書を提出し、より多額を受領した。その差額の行方が焦点になっているというワケだ。
当のNEDOによれば、
「ペジコンには、平成22年度から平成29年度まで、計5つのプロジェクトについて助成金を支給しています。合計の金額は、35億2400万円となります」
というから、被害額は今後、さらに膨らむ可能性もある。
「注目の経営者」から一転、「容疑者」となった齊藤氏は新潟大学医学部を卒業。東大大学院時代にアメリカで医療機器ベンチャーを立ち上げた。
ペジコンを設立し、スーパーコンピューターの分野に進出したのは、平成22年。同社のスパコン「菖蒲」は、世界のスパコン省エネランキングで3期連続1位を獲得したこともある。他にも複数のベンチャー企業を経営する、バリバリの「スパコン長者」である。
今後の捜査の見通しについて、先の司法記者は続ける。
「東京地検特捜部には、3つの班があります。今回の件を捜査しているのは、そのうち『三班』。ここは財政班と呼ばれ、主に国税当局と連携して、脱税などの捜査を行うところ。詐取した金が齊藤代表自身に還流したと見て、彼個人の脱税での立件を狙って動いていると思われます」
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