「典子さま」と「千家国麿さん」不仲説 “夫の健康問題”と“頻繁な東京行”

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「別居状態と言われれば」

 取材後程なく二三子さんから「誤解して頂きたくない」と記者に連絡があり、2度目の取材と相成った。以下はそのやりとりである。

「典子さまがこっちにちょくちょくいらっしゃった理由としては、三笠宮さまが亡くなられて1年間は喪でしたから。その式のたびに千家さんのご両親と出ていらして。それで、権宮司さん(国麿氏)は出雲にいなきゃならないですから。それともう1つ。典子さまは出雲にお知り合いはないから。散歩なんかをして買物なんかなさったりされる方じゃないから。チャリティでビーズのブローチを作ったり。結局、千家さんのお母さまと一緒に1日過ごしていらっしゃる」

 次いで2人の仲に触れて、

「別居はしていません。今は、あちらのご両親と4人一緒に過ごされています。ただ、新居がなかなか建ちませんでね。何か、ああでもない、こうでもないって。それが、やっと建ちまして。広いきれいなお家です。あの、今、引っ越しなさってご夫婦そっちに。お食事やなんかはどっちかのお家で、典子さまがお作りになったり。お義母さまとご一緒に」

(上)でも紹介したとおり、ここでも「嫁姑料理」が語られている。ちなみに登記簿謄本によれば、新居は昨年10月に新築されている。現地で確認したところ、「広いきれいなお家」である。もっとも、人の匂い、住んでいる形跡は全くない。プランターも自転車も見当たらないのだ。

「ただ、別居状態と言われれば確かに……。国麿さんを置いて東京にいらしている、お泊りになっていらしている時は(そう思われるかもしれない)。お泊りになられる際は宮邸だと思います。ご実家ですし、お部屋もあるわけですから。(典子さまは)2、3日いらっしゃる時もあれば、日帰りになっちゃうのもあります。しばらくいらっしゃらない時もある。離婚なんてないですよ。それは大丈夫です。お姿が見えないのは、(外に)出ていらっしゃらないだけです」

“将来の離婚を…”

 誰かの言うように、21世紀の新しい結婚の形と言ってしまえばそれまでかもしれない。しかし、東京のど真ん中で育ち、嫁ぎ先に知り合いが皆無で、振り向けば常に姑という毎日。その息苦しさに耐えかねた「頻繁な東京行」と言えなくはないだろうか。事実、

「典子さんは、東京ではブランドのレセプションやパーティーに顔を出し、楽しんでいるようですよ」

 と、宮内庁担当記者は明かす。別居の証明は易々とは行かない。ただ、繰り返すが、二三子さんが口にする「新居での生活」の雰囲気はない。3年前の絵巻物風の挙式が早くも色褪せて映るのだ。

 それに加えて、国麿氏の抱える心の問題である。

 夫婦問題コンサルタント・池内ひろ美さんは、

「見知らぬ地域に嫁いだ女性にとって、一番の味方は夫君。なのに体調が芳しくないとなるとしんどいことでしょう。ただでさえ、嫁ぎ先では『お姫様状態』で何もさせてもらっていないわけですよね。彼女は“私がここにいる価値はない”と思ってしまっている可能性もあります。自分に役割が与えられていないというのは最もツラいことですから」

 そう斟酌したうえで、

「お姑さんとよく行動を共にされて、東京にも一緒にいらっしゃっているということですが、『お目付け役』なのかもしれません。お姑さんと一緒に実家に帰りたいなんて思う嫁は世の中にひとりもいないですからね」

 と指摘する。更に、

「ヨリを戻すとかそういうのではなく、ご夫婦としてまだスタートされていないのではないかという印象さえ持ちます。典子さんご自身の幸せを考えると、『カゴの鳥』状態を続けるよりは別居や離婚に踏み切った方がいいのではないかと思います。20年まで離婚が難しいということですが、来年30歳になられる典子さんにとって、その時機は再出発するにあたって重要なタイミングでもありますから」

 と踏み込むのだった。

 再び出雲に話を戻そう。国麿氏の父・尊祐宮司を直撃すべく自宅前で待っていると、黒塗りの車が滑りこんできた。後部座席から降車した宮司に別居と嫡男の病について尋ねたが、

「お話しすることはございません。とにかく2度と来ないでください!」

 と言うのみで否定することはなかった。前出の関係者に改めて聞くと、

「宮司は“息子夫婦の仲が良くないこと、基本的に別居状態にあること、将来の離婚を覚悟していること”を漏らしています」

 することがなく、幸せとは言い難いお姫様状態に夫の健康問題が絡み、東京の実家戻りが重なる典子さん。別居婚から別居へ。離婚計画は推移しつつあるということになる。

週刊新潮 2017年12月7日号掲載

特集「縁結びの神『出雲大社』に暗雲! 宮司家嫡男と高円宮家『典子さま』夫婦破綻で進む遠大なる離婚計画」より

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