今度は「クリントン」元大統領 英紙が書き立てるセクハラ醜聞

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 元米大統領のビル・クリントン氏(71)が、性的暴行に関して4人の女性からの訴えに直面している。英紙デイリー・メールが11月下旬に特報した。

「ハーヴェイ・ワインスタインの騒動以来、欧米では“Me Too現象”と呼ばれるほど『私も……』という被害告白が後を絶ちませんが、これもその流れに沿ったものですね」

 と北米在住のライター、關陽子氏は言う。

「同時に、ビル・クリントンはあの時に辞めるべきだったのではないか、という論議も、同じ流れから盛んになっていたのです」

 あの時とは、もちろんモニカ・ルインスキー事件の時。当時も彼には他の性的事件の疑惑があった。

 そして同紙が今回報じた事件は、大統領職を退いてから間もなくの2000年代初め頃のことだ。

「大統領を退いた後にクリントンがしていた仕事の一つが、民主党の大口支援者でもあったロン・バークルという男の投資会社の顧問。デイリー・メールの記事によれば、バークルのプライベートジェットで世界中を飛び回る中で、その会社の若い女性スタッフに性的暴行を働いたというのです」(在米ジャーナリスト)

 そのジェット機は、大統領専用機のエアフォースワンをもじって〈Air F**k Оne〉と呼ばれていたとか……。

「記事では、訴えの存在自体はクリントンの法務スタッフも認めている。しかし、沈黙と引き換えの金銭的和解交渉をしていて事実関係も少し弱い。それで米主流紙は様子見ですが、訴訟に至れば大騒ぎですね」(同)

 もちろん、次期大統領の座をあきらめていないヒラリーにも大打撃だ。

週刊新潮 2017年12月7日掲載

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