大阪が「姉妹都市解消」は当たり前 「慰安婦像」を受け入れたサンフランシスコ市
その場はさながら、「日本糾弾集会」のようなものだった。サンフランシスコ市に作られた「慰安婦像」除幕式の一コマである。
「最後には、私たちで東京に(慰安婦の)記念碑を建てましょう」
はるばる韓国から訪れた元「慰安婦」が声を張り上げる。
「そうしたら彼ら(=日本人)はそこを通る度に“ごめんなさい”“ごめんなさい”と言えるから」
日本人にとっては大きなお世話であるが。
主催の中国系女性も言う。
「彼ら(日本人)は、歴史を取り繕おうとしているのです。歴史から汚点を取り除きたいのです」
史実を改変しようとしているのは一体どちらか。
500名ほどの参加者の中には、かつて米下院で「慰安婦決議」を可決に導いたマイク・ホンダ元議員の姿も見られた。金色の幕が引かれ、像の全貌が現れると、一斉に上がる拍手と歓声。彼らが持たされた「お土産」は、像の姿をプリントしたショッピングバッグ……。
ひとつひとつ反論したくなる一連の“動き”。この像を巡る大阪市の対応が話題を呼んでいるのは、周知の通りである。
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