元「SMAP」イベントに見るテレビ局の“忖度事情” 報じた社、報じなかった社は
今年の流行語大賞の年間大賞といえば高級官僚の「忖度」である。モリ・カケ問題では何度も耳にしたが、霞が関以外でこれを得意とするのがテレビ局だ。ジャニーズ事務所を離れた元SMAPの3人が揃って登場した舞台を見事スルーして見せたテレビ局とは。
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雑誌「GQ」が毎年発表する「GQ メン・オブ・ザ・イヤー」は、今年で12回目。その1年、“圧倒的な活躍を見せた男性”が受賞する。第1回は安倍総理ら5人、そして今年は9人が選ばれ、元SMAPメンバーの草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾が名前を連ねたのである。
「この賞は毎回、旬なアーティストや俳優が出席するので、授賞式は華やかです。11月22日のセレモニーでは、もちろん、草なぎ、稲垣、香取の3人が揃って舞台に登場しました。SMAP解散後、3人揃って報道陣の前に登場するのは初めてのことなんです」(芸能レポーター)
授賞式では最後に発表された香取がご機嫌な様子で「慎吾ちゃんです!」と挨拶し、トロフィーを持ち上げてアピール。セレモニーの中でも大いに盛り上がったシーンであった。
「実はこれ、3人が所属する『CULEN(カレン)』の社長にして元SMAPマネージャーの飯島三智氏の仕掛けだったんです」
とは、芸能関係者。
「ジャニーズを辞めた飯島さんは、3人を引き受けてから、一気に登場させるチャンスを狙っていたんです。そこに乗ってきたのが『GQ』だった。同誌は最新号で3人の受賞を発表すると、表紙に登場させて、インタビューも掲載した。ここまでやれば、話題性は十分のはずでした」
当日は、元SMAPの3人の他に俳優の長谷川博己、斎藤工、お笑いトリオのロバート・秋山竜次などが受賞者として登場するとあって、テレビ各局が押し掛けた。
ところが、である。
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