通算600勝達成! 元SMAP「森且行」がオートレース業界全体から尊敬を集めるワケ
インタビューで語った「敗因」
2011年11月2日にスポーツ報知が掲載した「船橋オート[川上綾香の2回目のおつかい]森且行激白 37歳、選手権への思い」というインタビュー記事の一部を引用したい。ちなみに文中の「SG」とはレースのランク「スーパーグレード」の略だ。SGレースはトップクラスのレーサーが出場し、ハイレベルなレースが行われる。
《―“3年でSGを勝ってやる!”と宣言して、97年にオート界の門を叩いたと聞きました
森且行「そうなんだよ。でも、ぜ~んぜん甘かった(苦笑い)。SG制覇への道のりが10歩でゴールだとすれば、ずっと半分の5歩ぐらいで止まっている感じかな。次の6歩目になかなか踏み出せないんだ。何かが、足りない。整備力、そして技量。あとは、性格的なものかな。きっと、どこかで妥協しちゃってる自分がいるんだよね。ケガをして、腰も悪くしたから。恐怖心だってあるさ…」》
森は2008年から9年にかけて、ヘルニアに悩まされた。だが、そもそもSMAPを電撃引退して養成所の門を叩いた際、大けがに見舞われている。
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