北朝鮮「『火星15』発射成功」声明から読み解く「金正恩クーデター」の可能性
声明に潜む重大な“矛盾”
北朝鮮は11月29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星15」を発射。政府声明は成功を喧伝し、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は12月2日、「核戦力完成」を祝う大規模な大会が、前日1日に首都・平壌で開かれたと報じた。
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北朝鮮の国民は、多くが困窮に苦しみ、疲弊している。それでも必死で祝賀ムードを演出しているわけだ。しかし祝賀の根幹を成すはずの政府声明に、あろうことか“金正恩王朝”が崩壊する可能性を読み取れるという。北朝鮮ウォッチャーが声を潜めて明かす。...