ゲートボール王国「島根県」 “100歳以上が日本一”の最適運動量

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 百寿者への道につながる“ヒント”は、日常のあちこちにちりばめられている。そのひとつが余暇活動であろう。何と島根県は、人口あたりのプレーヤーが日本一という「ゲートボール王国」でもあるのだ。

 島根県ゲートボール協会の本田恭一理事長が言う。

「県内の競技者は、大会に出るために必要な選手登録をしている方で3000人弱。人口比率でいえば10年以上、全国ナンバーワンを維持しています」

 愛好者まですそ野を広げても、もちろん首位は揺るがない。

「1チーム5人で戦うゲームですから、個人力が高くてもチームワークがなければ勝てません。島根で盛んなのは、和を重んじる県民性が関係しているのではないでしょうか。秋の国体で島根チームは惜しくも準優勝に終わりましたが、優勝した岐阜が全員20代のメンバーだったのに対し、こちらは20代2人と50代、60代2人に、最高齢は76歳という老若混合チームでした」(同)

 高齢者スポーツの代名詞でもあるゲートボールは、決して激しい運動ではないものの、

「15メートル×20メートルのコートを歩き回り、球を打つ時には上半身も使うので、無理なく全身を動かすことができます。選手自らが務める審判員も30分の試合中、コート内を行ったり来たりするので、すぐに歩数が1万歩に到達する。また、自分の球を他の球にぶつける『スパーク』の際には球を足で踏みますが、これも足裏を刺激するので健康に良いのだと思います」(同)

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