ゴッドマザー「安倍洋子」が悲嘆にくれた「岸信介」嫡男の寂しき死

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離婚も…

 ジャーナリストの松田賢弥氏は著書『絶頂の一族』に、〈洋子は岸家の血が途絶えることに思いを馳せ、信夫を養子に出した。しかし、時を経るとともに養子に出したことを悔やみ、結局信和夫妻が手塩にかけて育てた信夫を、わが子同然のように接し政治家に就かせた〉と書いている。その結果、信夫氏が大学生になるまで養子であることを伝えず、お腹を痛めた実の子のように育ててきた仲子夫人は精神を病み、信和氏と離婚をすることになったという。

「仲子さんはいまも存命ですが、晩年は信和さんと同じ老人ホームで過ごすようになりました。信和さんの密葬に参列した2人の孫はテレビ局と不動産会社で働いている。この兄弟が、安倍総理と信夫さんの地盤をそれぞれ引き継げば、孫の代で一族の主導権を岸家に取り戻せるというわけです」(前出・政治部デスク)

 斯くして、プリンスの血脈は続いていくのである。

週刊新潮 2017年11月30日号掲載

ワイド特集「阿弥陀の光も金次第」

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