「みずほ」1万9000人削減を迫った「AI」と「統合後遺症」

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 北海道拓殖銀行の破綻から、今年で20年。生き残りのために都市銀行が合併して誕生したメガバンクが、新たな変革期に突入している。AI(人工知能)の導入やフィンテック、そして人口減などで“銀行員の大リストラ時代”が始まると報じられているが、一様に語ることはできないようだ。

「(従業員)1・9万人を2026年までに実数として減らす」

 11月13日、みずほフィナンシャルグループ(FG)を束ねる佐藤康博社長(65)の発言はグループの従業員のみならず、金融界に衝撃を与えた。...

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