「武田修宏」インサイダー疑惑で事情聴取 株取得はオウンゴール

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“反省しています”

 気になるのは武田氏の“今後”だ。企業法務に詳しい、弁護士の渥美陽子氏は言う。

「もしこの“友人”がシーズ社の取引先などであれば、武田さんは『第一次情報受領者』となり、金商法に抵触する可能性があります。手口が悪質だったり、額が多ければ、刑事事件となりますが、そうでもない場合は、『課徴金』を支払う処分となる。また、“友人”が業務とは別にシーズの情報を仕入れていた場合、武田さんは『第二次情報受領者』となり、法には触れません」

 つまり情報の流れ方がポイント。先の関係者によれば、現状、武田氏は二次受領者と見られているという。

 ご本人に代わって所属事務所のホリプロが言うには、

「武田が事情聴取を複数回、受けているのは事実です。ただ、本人は具体的な情報を聞いたのではなく、あくまで友人を信頼して買った、と。インサイダーという認識はありませんでした。不勉強から始まったことにせよ、非常に反省しています」

 と何だかすっかり懲りた様子のご回答である。

投資なんか、おやめなさい』著者で、経済ジャーナリストの荻原博子さんが言う。

「芸能人やスポーツ選手は、資産はものすごく持っているけれども、増やし方がわからない人たち。他人に頼ることになるので、どうしても騙されたり、法に抵触する可能性が出る。カモネギみたいなものだから、十分気を付けないとダメ」

 儲かったと喜ぶのも束の間、自らに司直の矛先が。名ストライカーにしてはみっともない、「オウンゴール」の後始末である。

週刊新潮 2017年11月30日号掲載

ワイド特集「阿弥陀の光も金次第」より

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