暴行「日馬富士」の鯨飲伝説 焼酎甕の蓋で一気飲み…

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ホステスはベロベロ

 ところ変わって、博多の盛り場「中洲」。有名店がひしめく一角に日馬富士の行きつけのフグ料理店がある。

「暴行事件発覚の1週間ほど前に2日連続で女性を連れておいでになりました。1日目はロシア系のモデルみたいな細身の美女、2日目は日本人で、こちらもスタイル抜群の美人でした」(店の関係者)

 横綱はひたすら越乃寒梅のヒレ酒や焼酎のロックを流し込み、飲み直しはやっぱり中洲のクラブである。

「来られたのは、騒動が起こる前の11月8日です」

 とは中洲のクラブ関係者。ここでもお気に入りは焼酎の「甕雫」。ところが、地方に出ると周りの目が気にならなくなるのか、飲み方は大胆になる。

「『甕雫』は甕に入った酒なのですが、横綱はその蓋の裏にたっぷりと注いで一気飲みするんです。あれがモンゴル流なのでしょうか。それを自分だけでなくホステスにもやらせるものだから大変ですよ。その日も、初めて飲まされたホステスはベロベロに酔っぱらっていました。横綱はと言うとそれだけ飲んでもしゃんとしてて、VIPルームで長渕剛の『Myself』を歌っていました」(同)

 ここでも荒れた姿を見せたことがない横綱だが、たまに怒ることはあった。

「後輩力士の態度や言葉遣いが悪い時です。放置していたら横綱として示しがつかないと思ったのでしょう」(同)

 暴力のスイッチが入る瞬間は、こんな時なのだろうか。

週刊新潮 2017年11月30日号掲載

特集「思惑入り乱れる角界のアウトレイジ! 暴行『日馬富士』謀略『貴乃花』7つの謎」より

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