「仲見世問題」第2章 浅草寺は「三社祭」も標的に…?
浅草寺が「仲見世商店街」に“家賃16倍アップ”を提示した問題は、11月10日に小池都知事が「東京の目玉であるので、うまく話がつけば」とコメントする騒ぎになった。寺と地元とのトラブルは、あの「三社祭」を巡っても――。
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三社祭は、浅草寺の境内にある「浅草神社」の例大祭で、毎年200万人の客を集めている。1312年に始まったといわれるこの祭では、くりからもんもん、すなわち刺青の入った方々の存在も話題になるが、“浅草寺は祭も潰そうとしているんじゃないの”と浅草神社の氏子の1人は訴える。
「3年前、お寺は神社の出入り口のところに、わざわざ芝生を張ったんです。三社の神輿はそこを通らないと外に出られませんから、お祭り当日は、どうしても芝生を踏んじゃうでしょ。すると、さっそく、その修復代が神社の奉賛会に請求されたんです。あれ、嫌がらせとしか思えない」
また、ある年の祭り当日、寺が本堂に大きな白い幕を張ったことがあったとか。
「三社祭は汚いから、観音様に見せられない、と言うんです。荒くれ者が中にいるのは確かですが、それにしてもやり方があるでしょ」(同)
「週刊新潮」の取材に対し、寺の実質的トップである執事長の守山雄順氏は、
「芝生は緑が必要だと思ったからですし、幕はヤクザに観音様を見られたくなかったから」
と回答するが……。
11月22日発売の「週刊新潮」では、浅草寺と地元との軋轢について詳しく報じる。