結婚寸前だった田原俊彦と中山美穂――トシちゃんと妹・中山忍が禁断の初共演
トップアイドル同士の熱愛
知らざあ言って聞かせやしょう、と力むほどの話ではないが、これも年の功。
まずは田原俊彦がその昔トシちゃんと呼ばれ、80年代にはジャニーズ事務所を背負って立つ、ホントに“ビッグ”なアイドルであったことはご存知だろうか。
そして忍の姉・中山美穂もまた、ミポリンと呼ばれた、80年代から90年代にかけてヒット曲を連発するトップアイドルだった。
トップアイドルの2人がつきあっているというのだから、当時は大騒ぎだったのだ。つまり、田原にとって忍は“幻の義妹”というわけ。
2人が交際を始めたのは、1988年頃という。その“半同棲生活”をスクープしたのは、「FOCUS」(新潮社)だった。
「ミポリン&トシちゃんの“半同棲”--スキャンダルか“純愛”か?」(89年1月27日号)で、自宅マンションに到着した、トシちゃん(当時27)の愛車ポルシェの助手席に納まったミポリン(当時18)とともにマンションに入り込む姿を“フォーカス”。
この日は1月7日、昭和天皇崩御の日であった。2人は平成になる瞬間を一緒に過ごし、ミポリンがマンションを出たのはこの2日後だった。
92年は、元旦のスポーツ紙にミポリンからトシちゃんへの「熱愛告白」が掲載されて幕を開け、正月3日には2人で婚前旅行までしている。「FOCUS」は、「誰も信じない二人の『結婚』――田原と美穂『ハワイ婚前旅行』の裏話」(91年1月18日号)で、2人がトシちゃんのマンションから出発する姿を報じている。この時は、報道各社が集結するような有様で、そんななか2人は愛車ポルシェに乗り込み、“成田”から飛んだのである。
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