グレート義太夫、「糖尿病」から“逃病”で人工透析に 著名人が明かす克服法

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「夏目透析」に改名?

 別の病院にかかるも、結局、足が遠のき……。最後に辿りついたのが東京医大病院だった。

「検査をすると、糖尿病性腎症で腎不全の一歩手前ということが判明。医者からは“このまま放っておくと、人工透析をしなければならなくなる”と言われたが、この時点でもまだ“はーい”とヘラヘラしていた」

 そして07年、テレビ番組収録中にめまいがして東京医大病院に行くと、

「血液の汚れ具合を示すクレアチニンの値が12・1mg/dl。この値が8を超えたら人工透析と言われる。こうして“透析生活”に突入していったわけです」

 それを師匠のビートたけしに報告したところ、

「芸名変えなきゃいけないな。夏目透析でいいよ」

 と言われ、“嫌です”と即答したという。しかし現在、落語家として活動する際には「夏目亭透析」を名乗る彼は、1回5時間の人工透析を週に3回受ける身で、その上、

「私、心臓にペースメーカーも入れているんだよね。糖尿病の影響で血管がつまりぎみで、脈拍が1分間に47回くらいまで落ちちゃったんです。こんな脈拍は大きい動物かおじいさん、と言われて“どっちでもねえよ”と。今なら1日で手術できると言われ、去年手術しました」

(3)へつづく

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週刊新潮 2017年11月16日号掲載

特集「『糖尿病』1000万人時代! 著名人が明かす『私はこうして国民病を克服した』」より

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