「渡辺麻友」AKB48卒業で女優進出も… 業界ではあの“坂”メンバーが一人勝ちの声

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売れっ子のお気に入り

2011年にデビューした西野の出演作品は多くはなく、先のAKB「マジすか学園」の“乃木坂版”である「初森ベマーズ」(テレビ東京)の視聴率は惨敗している。それでも来年1月スタートの「電影少女」(同)でドラマ初主演が決まり、“本格進出すれば一人勝ち”との声が上がる背景には、売れっ子監督の一人である福田雄一氏からの高い評価があるためだという。

「『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)で知られる福田さんは、ムロツヨシを世に送り出した人物としてもおなじみです。独特のおかし味がある作品でファンも多いですが、そんな福田作品に西野が出演したのが、昨年Amazonプライム・ビデオで配信された『宇宙の仕事』でした。宇宙人から地球を守る防衛軍のお話で、クスっとさせられる福田節の利いたドラマです。防衛軍メンバーを演じた西野は、福田作品特有のアドリブにも対応でき、また『うんこ』を連呼するなど、下ネタもイケる。福田さんのお気に入りなんです。業界では、彼女が女優進出したら間違いなく成功すると言われています」(テレビ局プロデューサー)

 実際、福田氏は自身のTwitterで〈西野七瀬ちゃんはいいコメディエンヌになります〉と太鼓判を押している。“女優顔ではない”なんてAKB女優たちの課題も、女性ファッション誌のモデルに起用されるなど、容姿端麗なメンバーが多い乃木坂の彼女ならばクリアできるところだろうか。

「ああ、福田さんが好き、というのも納得です」

とは、西野の初主演映画「あさひなぐ」を観た映画評論家・北川れい子氏の感想だ。

「薙刀(なぎなた)部に入部した初心者の女の子の青春映画ですが、ミュージカルシーンがあるなどコメディタッチなんです。彼女はドジでオッチョコチョイな主人公を演じていて、女王様気取りやオスマシした態度の子だったら、ああいう役はやらないでしょう。言われたことを一生懸命演じていて、だから面白い。へんちくりんな作品を撮る福田さんは、ストレートな演技を追求するタイプより、真面目にバカをやる役者が好きでしょうから、趣味に合うのではないでしょうか」

 幾多の乙女が競うアイドル界から、さらに熾烈な女優の世界へと飛び込む“まゆゆ”。まずは秋元先生に代わる後ろ盾を見つけてみては――。

週刊新潮WEB取材班

2017年11月18日掲載

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