「15歳少女」もいた“座間事件”3人の女子高生の家庭事情

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 悪魔の所業というほかない。白石隆浩容疑者(27)の手にかかった9人の被害者のなかには、群馬、埼玉、福島に住む3人の女子高生までいたのである。なぜ、彼女たちは、悪魔に近寄ってしまったのか。その家庭事情とは……。

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 ブラジルやペルー出身の日系人が大勢集まっている群馬県邑楽(おうら)郡。その町の15歳の高校1年生・石原紅葉さんが忽然と姿を消したのは、8月28日のこと。100キロ以上離れた小田急線片瀬江ノ島駅の改札口を出たのを最後に足取りが途絶えた。

「その日は2学期の始業式で、彼女は朝、お母さんに“自転車の鍵が無くなった”と訴えたそうです」

 とは、近所の住民。

「お母さんが“車で送っていくよ”と言うと、しばらくして“あった”と返事をした。行方不明になってから、両親はもしかしたらその日学校に行くのが嫌であんなことを言い出したのかと思い起こし、担任の先生に問い合わせもした。でも、イジメも確認できず、失踪する理由が見つかりませんでした」

 石原さんは、清掃センターで働く父親とアウトレットショップ勤めの母親との間に生まれた一人娘だった。

「中学時代は成績優秀で、その地域トップの女子高にも進学できたのに、美術が好きだからと芸術科のある高校に進学。母方の伯母が漫画家なので、その影響かもしれません。お父さん、お母さんは本当に娘さんを可愛がっていて、車のナンバーには彼女の名前にちなんだ数字を選んでいたくらい」(同)

 家庭、学校に問題は見つからず、なぜ、白石容疑者と接点を持ったのか不明のままだ。

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