山口記者の週刊文春「韓国軍にベトナム人慰安婦」記事はやはり捏造だった

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 本誌(「週刊新潮」)が報じた「韓国軍に慰安婦」捏造問題。書いた山口敬之元TBSワシントン支局長も載せた週刊文春も十分な反論はできず、捏造は明白だ。更に、レイプ被害を訴えた伊藤詩織さんの会見から山口記者は“逃亡”。主催者から招待状が送られていたにも拘らず……。

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 10月18日に文藝春秋から出版された『Black Box』。これは山口敬之氏(51)と飲食して意識を失い、レイプされたと訴えた伊藤詩織さん(28)の手になるものだ。

 裁判所が出した逮捕状をなぜ警視庁刑事部長が差し止めたのか、多くの事実がある中で司法はなぜ犯罪にできないのか。著書は率直な異議申し立てに満ちている。

 発端は、支局長時代の山口氏が週刊文春に〈歴史的スクープ 韓国軍にベトナム人慰安婦がいた! 米機密公文書が暴く朴槿恵の“急所”〉(2015年4月2日号)を寄せたことだった。

 それは、山口記者自身が見つけた公文書が、韓国軍にベトナム人慰安婦がいたと断定しており、裏付けの補強取材として行なったインタビューで米軍元大佐や博士らもそれを証言している――そんな内容である。

 対して、この山口記事が、幾つもの捏造を孕んだ虚報だと断じたのが本誌17年10月26日号である。その本文は公文書と共に「デイリー新潮」にて配信しているので参考にしてもらうとして、中身を掻い摘むとこうなる。

①公文書を見つけたのは山口氏自身ではない。

②公文書は慰安婦がいたことを全く断定していない。

③証言者の発言を捏造、歪曲、無視している。

④そのような虚報を用い、外務省の駐米公使と謀って外交に利用しようとし、失敗した。

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