トランプ来日で飛び出した「韓国メディア」のイチャモンと強がり
「『猛獣』を扱うには…」
このように何とかの遠吠えをしなくて済んだだけ、日本はマシなのかもしれないが、国際ジャーナリストの堀田佳男氏は、
「米国ではトランプ大統領の訪日自体がほとんど注目されておらず、日韓の次の中国訪問が重要視されています。その証拠にウィルバー・ロス商務長官と、米国大手企業のCEO約30人が、トランプ大統領に合わせて中国を訪れます」
と、日本の盛り上がりぶりを冷ややかに眺める。事実、人民日報のネット版は、
〈今回の(トランプ大統領による)アジア歴訪の「支点(メイン)」は8〜10日の訪中だ〉(11月6日付)
こう「宣言」している。
現代米国政治が専門の上智大学の前嶋和弘教授が総括する。
「トランプ大統領という『猛獣』を扱うには、日本政府は過剰な演出も厭(いと)わずにおもてなしするしかなく、まあ仕方なかったんでしょうかね」
その猛獣は7日午前、米軍横田基地という「自分の庭先」から韓国へと発(た)った。今回のトランプ父娘に対する日本政府の「渾身」のおもてなしが、海外では単なる「猛獣への盲従」と嗤(わら)われていないことを願わずにはいられない。
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