落選組から「小池百合子」憎悪の弁 “希望の党のブラックボックス”明かす
希望の党のブラックボックス
排除による立憲民主党結党を見通せず、無駄な維新との協力を選択した張本人は、とりもなおさず小池氏その人である。さらに、
「結局、希望の党にはブラックボックスがあり、独裁的だったということになるのでしょうね」
党首のことをこう難じるのは、辛(から)くも当選した希望の党の泉健太代議士(43)。比例近畿ブロックに属する彼は、「ブラックボックス」を目の当たりにしている。同党の近畿ブロックの比例順位1位は樽床伸二氏で2位が井上一徳氏。前者は日本新党時代からの、後者は小池氏が総理補佐官時代に官僚として仕えた、いずれも彼女の「お友だち」だ。彼らが優遇された挙句、惜敗率97・26%と、自民党候補と大接戦を演じた馬淵澄夫元国交相(57)は比例復活の道を断たれて落選した。
「全ては私自身の責任ということでご理解いただければと……」
と、趣味のボディービルによって鍛えた筋肉でグッと感情を抑え込む馬淵氏の心中を、泉氏が代弁する。
「競馬に喩(たと)えれば、馬淵さんがスタート位置につき、ゲートがバンッと開いた瞬間、実はすでに2頭がゴールしていたって状況だったわけです。つまり、馬淵さんは走る前から3位以下が決まっていた。だからと言って、ゲートが開いてしまえば文句も言っていられないし、とにかく走るしかない。本当に可哀そうです」
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(3)へつづく
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