日本のテレビ業界「セクハラ」「枕営業」事情 TBSプロデューサーとW不倫の某女優

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日本にも芸能界「セクハラ白書」(3)

 テレビ界の例も少し覗いておこうか。映画会社の元幹部に聞いても、

「いまのテレビは芸能プロが力を持ち、芸能プロを中心にキャスティングしている。ハリウッドでプロデューサーに権限が集中するのに近く、似たようなことが起こりやすい土壌がある」

 と答えるのだ。さて、さる芸能関係者が述懐するのは、ある女優の例。結婚後、TBSのドラマで多生児の母親役を演じたが、

「ドラマで知り合ったのか、その前から関係があって抜擢されたのかわからないが、プロデューサーと不倫していた。そしてある日、彼女の旦那がプロデューサーの妻に“おたくの旦那がうちの妻と不倫している”と電話したんです。結果、TBSの上司と両夫婦の5者会談が開かれ、プロデューサー夫妻は離婚。でも女優夫妻は結婚関係を維持して、アメリカに移住しました」

 芸能プロ関係者が思い出すのは、一人は濡れ場をいとわぬグラマーな女優。

「新宿2丁目にテレビプロデューサーなどが溜まり場にしているクラブがあって、そこにずいぶん出入りしていたようです」

 自身の売り込みに余念がなかったというのだが、思い出すもう一人は、「テレビ朝日の天皇」の異名があったプロデューサー、小田久榮門氏のことだという。

「ちょうど『ニュースステーション』が始まったころのこと。所属するタレントをなんとかして使ってもらいたくて、タレント事務所が小田さんのもとに日参していましたね。自社の局アナにも頻繁に声をかける一方、フジテレビ出身の大物フリー・アナを特別にかわいがっていました」

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