「清宮幸太郎」が唯一事前に面談しなかった「日ハム」裏事情

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“東京タワーの下で叱る”

 東京北砂リトルの清水久幸顧問がこの話を補足する。

「世界選手権に優勝し、始球式に呼ばれたのです。すでに清宮は身長が180センチくらいあって、居合わせた巨人の長嶋茂雄終身名誉監督に“デカいなあ”としきりに言われていた。他の子と比べて頭ふたつは大きかったのですが、親の教育の賜物からか、お山の大将にはならなかった。克幸さんの話で覚えているのは、“叱るときには家ではなく、東京タワーの下まで連れて行く。その方が子どもの心に残るんだ”ということです」

 清宮の野球人生は父親の影響抜きには語れないようである。

週刊新潮 2017年11月9日神帰月増大号掲載

特集「歓喜とため息の『ドラフト』人間ドラマ 母子家庭球児が『恩返し』の大量プロ入り! 『清宮』が唯一事前に面談しなかった『日ハム』裏事情」より

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