「座間9遺体事件」容疑者の歪んだ青春 別居父母、ドラマ出演の過去

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 神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が発見された事件。白石隆浩容疑者(27)の供述には理解不能な点が多く、“快楽殺人者”とも目されるその一方、過去には意外な顔も持ち合わせていた。

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 白石容疑者が生まれたのは1990年10月。妹が誕生した翌年の94年に、一家は現場アパートと同じ座間市内に新居を構えた。

 地元の公立小中学校に通っていた容疑者だったが、白石家と親しい近所の住民は“10年程前から父母は別居状態にあった”と明かす。

「奥さんが妹さんだけを連れて、家を出てしまったんです。“離婚したの?”とお父さんに聞いてみたら、“違いますよ”“娘が遠くの学校に通うようになりましてね。心配なので、母親も付いていくことになりました”と。でも娘さんはもう大人なのに、奥さんはまだ帰ってきませんね」

 両親の“別離”が、思いのほか容疑者の人生に暗い影を落としたのだろうか。中学卒業後は、横浜市にある神奈川県立商工高校に進学。当時の友人は“目立つ奴ではありませんでした”と振り返るが、

「実はあいつ、芸能界にも興味を持っていたんですよ」

 と知られざる逸話を明かすのは、さる同級生だ。この同級生によれば、白石容疑者は大手の芸能養成学校に通っていたといい、

「日テレの何とかという連ドラのエキストラのオーディションに受かって、テレビに出たことがあるそうです。“何千人の中で選ばれた”と自慢していました。とは言っても、映ったのは、後姿がチラッとだけだそうですが」

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 11月9日発売の「週刊新潮」では、風俗スカウトマンに身を転じた白石容疑者のその後を詳しく報じるほか、9人の被害者たちの家庭事情などと併せ、8ページにわたって「座間事件」を特集する。

週刊新潮 2017年11月16日号掲載

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