年俸6億円「ポドルスキ」に振り回される低迷「神戸」

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 今季Jリーグの目玉選手、ルーカス・ポドルスキ(32)を擁するヴィッセル神戸がなにやらキナ臭い。

 ポドルスキは元ドイツ代表FWで背番号10を背負った世界的ストライカー。シーズン途中の7月から神戸でプレーしている。

「2年半契約で年俸6億円。これは基本給で、出来高を含めると9億円近くに達し、更に住居などさまざまな手当、所属していたトルコチームへの補償金等を含めると、チームは彼に総額30億円ほど費やしてます」

 とスポーツ紙サッカー担当記者が語る。

 7月29日のデビュー戦でいきなり2発のゴールを決めたポドルスキ。もっとも、その後のチームは勝ったり負けたりで、低迷から脱したとは言い難い。

「そのせいか、ピッチ上や場外で彼がイライラするシーンをよく見ますね。ゴール前でパスをよこさないチームメイトに怒鳴り声をあげたり、審判を批判したり、Jの規則で通ることが義務付けられている取材エリアを通らなかったり……」

 10月21日の試合では、プレーが止まった時にボールを蹴り上げてイエローカード。ちなみにこの日も取材は受けなかった。

「そんな彼に、チームは腫れ物に触るかのように接しています。“試合後はチームバスでなくタクシー帰宅可”といった特別扱いは言うに及ばず、8月のネルシーニョ監督解雇も、“ポドルスキがやりやすいように、ブラジル色を一掃した”と囁かれています。今はヘッドコーチが監督代行として指揮を執っていますが、来季監督は欧州リーグで人材を物色中。最終的にはポドルスキのお墨付きを得て決めることになりそうです」

 桁違いの投資に気苦労もひとしおのようで。

週刊新潮 2017年11月9日神帰月増大号掲載

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