永代供養に落とし穴 高野山の名刹「120億円」納骨堂ビジネスの破綻

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永代供養に落とし穴「120億円」納骨堂ビジネスの破綻――伊藤博敏(上)

 その簡便さから近年、特に都市部で建設が相次いでいるビル型納骨堂。心静かに先祖を供養する場所で、煩悩丸出しのマネーゲームが繰り広げられていたとしたら――。都心一等地にある高野山の名刹を舞台にした騒動を、ジャーナリストの伊藤博敏氏がレポートする。

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 永代供養のビジネス化、その象徴が「お墓のマンション」といわれる納骨堂だろう。参拝スペースを訪れ、専用カードをかざすと、〇〇家と書かれた納骨箱が自動搬送されてくる。花が飾られ焼香の準備も整えられており、「手軽な供養」が可能。...

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