これで「小池百合子」は終わったのか 残された道は“安倍首相にすがって五輪成功”

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オポチュニズムの極意

 小池百合子は、もう終わったのか――。

「客観的に見ればそうかもしれませんが」

 と言うのは、彼女と衆院当選同期。同じくテレビで顔を売って政界に転身した、経済人類学者の栗本慎一郎氏である。

「これまで彼女がやってきたことは、オポチュニズムの極致。常にチャンスを窺い、勝負を仕掛けてきました。簡単には諦めないでしょう。今後も常識外れの芝居を打ってくるのでは」

 それが成功するかどうかはわからない。また、それが良い結果を導き出すかどうかもわからない。

 しかし、うつろいやすいこの国の世論だから、再び彼女の劇場に振り回されるなんてことがないとは言えない。

 その時、また同じ光景が繰り返されるのか。われわれは「失敗」から何を学ぶのか。

週刊新潮 2017年11月2日号掲載

特集「希望を惨敗させたたった1人の戦犯 これで『小池百合子』は終わったのか」より

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