歪んだ「希望の党」 小池の威を借る「若狭勝」、シールで小池隠しの「長島昭久」

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崩壊した「三都物語」

 もちろん、リーダーシップは必要だが、人の言うことを聞くのも必要である。

「そうした独善的な姿勢は、『三都物語』の崩壊にも表れましたね」

 と言うのは、大村秀章・愛知県知事の周辺である。

 小池氏が、選挙直前、大村知事、大阪府の松井一郎知事との連携を発表したのは、ご記憶のとおり。しかし、直後に大村氏が離脱し、「希望」失速のひとつの証左となった。

「小池さんサイドが勝手に大村を『顧問』にしたり応援に駆り出そうとしたりしたのがキッカケ。大村は『希望』に加わるとも言ってないのに、利用しようとするのが我慢ならなかったのです。そのくせ、小池さんは大村に近い候補者たちの『希望』公認をガンとして認めなかった」(同)

 その大村氏が離脱した後、小池氏が慌てて招き入れたのが、名古屋市長の河村たかし氏である。しかし、

「小池さんは、今年の初め辺りから河村さんを無視し続けていたんです。“国政政党を作るなら、一緒にやろう”との売り込みにうんざりしてね。その人と手を取り合うなんて、貧すれば鈍する、でしょうか」(同)

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