文春砲は誤報か? 宮根誠司「日テレ降板」→「フジ電撃移籍」記事のネタ元

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宮根サイドの強烈なマッチポンプ

 讀賣テレビの立場からすれば、何が何でも宮根氏を解任しようとしていると仮定しても、文春のスクープ通りに事を進めるのも腹が立つ 。相当に根回しをしていたとしても「来年3月」にクビを切るのは無理だろう。例えば「再来年の3月」などの線で調整し直すはずだ。そして「解任を検討する」くらいのレベルなら、文春の報道で話自体が立ち消えになる可能性もある。

「要するに典型的なマッチポンプで、文春さんは被害者と言われています。体よく宮根サイドに騙された可能性も否定できません。文春さんに書かせた上で、事務所の責任ある人物が讀賣テレビに『こんな報道があるけど、事実なの? 事実だとしたら、私たちに言う前に、文春さんにリークするってのはひどいよね』とねじ込むことができるじゃないですか。当然ながら讀賣テレビさんは『文春さんの報道は事実無根です』と答えざるを得ません」

 こうして宮根氏は自身の立場を“防衛”し、文春は「誤報」という汚名を被ることで宮根サイドに「貸し1」を作った――というのがテレビ業界の分析だという。それが事実だとすれば、今後も文春の報じる「宮根ネタ」は眉唾ものだと疑ったほうがいいのかもしれない。

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週刊新潮WEB取材班

2017年11月2日掲載

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