希望の党が特別国会で首相指名の「渡辺周」って誰? 義理の息子は“あの超有名スポーツ選手”

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「希望の党」の“首班指名”問題に決着―――。この度「希望」が総理大臣候補として推したのは、渡辺周代議士(55)だった。

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 当然ながら、指名にあずかれるのは国会議員に限られる。最も「希望」の首班指名が注目されたのは、小池百合子代表(65)の国政復帰の可能性が取り沙汰されていた時期だろう。

 衆院選に出馬となれば小池氏、というのが大筋の見立てだったが、本人は「(公明党の)山口那津男(代表)さんがいいと思う」と発言し、その2日後に撤回。前原誠司や細野豪志、はたまた石破茂を候補と報じるメディアもあった。自民党の麻生太郎副総理兼財務相が「(小池氏が衆院選に出ないならば)首班指名は誰の名前を書くのか。有権者も聞いてみたいだろう」なんて皮肉る一幕も……。

 こうした紆余曲折の末、名前が挙がった渡辺氏とは、何者なのか。

「いわゆる二世議員で、父は元代議士で静岡県の沼津市長も務めた渡辺朗さん。本人は早稲田大学を卒業後に読売新聞に入社し、1991年の静岡県議選挙で民社党から政界デビューしました。民主党の所属となってからは、鳩山内閣と菅内閣で総務副大臣を、野田内閣で防衛副大臣を歴任。2012年の北朝鮮ミサイル実験の際には、安全保障の知識に疎い田中直紀防衛相に代わり、メディアにもたびたび登場していましたが、知名度は今ひとつですね」

 とは、政治部デスクの解説である。

「今回、渡辺さんが『希望』の首班指名を受けた理由は、当選回数8回のベテランだったからでしょう。代表代行を務めた樽床伸二議員やチャーターメンバーの細野豪志議員の線もあったでしょうが、樽床さんは基本的に選挙に弱い。今回こそ近畿ブロックの単独比例でたまたま当選したに過ぎません。細野さんも知名度こそありますが、当選は7回ですし、何より民進系の議員から人望がない。一方、渡辺さんは『希望』が掲げる憲法改正に賛成の立場ということもあり、党として安心して推薦できる。まあ、正直言って、消去法で決まったということですよ」

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