安倍総理を援護したくて虚報発信! 「韓国軍に慰安婦」記事 山口敬之と公使のメール公開【検証4】

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答え、楽しみですね

 官邸とすり合わせが済んだことをメールは物語っている。代わって公使はその日午後に関連資料を携えて国務省を訪れ、説明を済ませた。文春発売当日26日午後、山口氏は国務省の広報官会見用に4つの質問を並べ、公使の指導を仰ぐ。最後の【Q4】には、〈朴大統領は昨年の国連総会で「戦時の女性に対する性暴力は、時代や地域を問わず、明らかに人権と人道主義に反する行為だ」と演説したが、韓国政府の自主的な調査を期待するか?〉とある。

公使:これで良いと思います。Q4への答え、楽しみですね。

山口:頑張ります。大変お手数とご迷惑をおかけしている山田公使に喜んでいただける答弁が引き出せたら嬉しいのですが…

 その直後に国務省で行なわれた会見。サウジアラビアによるイエメン侵攻について各国記者が尋ねる中、支局長ではないTBSの人間が割って入った。

TBS:(文春)記事が言及しているベトナム戦争における韓国軍の慰安所に関する公文書は読んだか?

広報官:公文書があったことは承知しているが、まだきちんと読んでいないし、検証もしていない。

 TBS記者は山田公使期待の【Q4】を重ねたものの、広報官は「私の立場から何も言うことはない。他のテーマの質問は?」と倦(う)むように話題を打ち切る。

 直後の2人のやりとりは、

公使:先方の応答、ちょっと迫力が弱いですが、記事を確認するとともに、少なくとも本件と慰安婦問題が同じ種類の問題であると位置づけていることは、意味がありますね。

山口:会見が三番旗(略)だったので力弱いですが、少しは喋ってくれました。

 それは安倍外交を援護したかったが故の共同作業が成就せず意気消沈していた、ひとつの証明である。

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