安倍総理が愛する超高級ステーキ店「かわむら」と「ひらやま」を徹底検証
レストラン評論家・友里征耶氏も「かわむら」の常連
更にハンバーグや牛カツ、メンチカツといった、それこそ街の洋食屋を思わせる意外なメニューもある。もちろん、これらも桁違いの美味らしい。それをステーキと一緒に注文するのが常連客の作法。大食漢でも完食は難しいのだが、残りをサンドウィッチにしてもらい、持ち帰るのが狙いなのだ。〆はカレーかガーリックライスが定番。牛丼やチャーハンも評価が高い。そして最後に甘味。
両店で夕食を食べたことがあるという男性会社員が振り返る。
「もちろん、ただのサラリーマンですから、自腹では行っていません。どちらも連れて行ってもらいました。『かわむら』はカウンター8席だけですし、夜しか営業をしていません。食事を終えた常連客が、その場で予約をしてしまい、あっという間に数か月先まで埋まります。こんな具合ですから新規客が割り込むことは難しく、実質的に紹介制と考えていいでしょう」
「銀座ひらやま」もカウンター8席、個室8席と、やはり大規模なレストランではない。ただし、こちらはランチも営業している。
「どちらも驚愕するほど美味しいですが、あえて軍配を挙げろと言われれば『かわむら』でしょうか。ミディアムレアで食べましたが、フィレですから赤味が基本で、霜降りなんて入っていません。なのに信じられないほど肉が柔らかいんです。ですが1点、肉が口の中で溶ける按配が、『銀座ひらやま』より『かわむら』が上だったような気がします。その分、料金も結構な差があります。『銀座ひらやま』は1人で6万円近くと、それでも高いですが、『かわむら』は1人で10万円を超えました。レストラン評論家の友里征耶さんも『かわむら』の常連らしく、ブログで『世界一の客単価を誇るステーキ屋』と書いておられましたが、私も同感ですね」(同)
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