中川郁子、亡夫の遺影をダシにしても落選 “土下座封印”響く

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「魔の2回生」の中でも、「路チュー」不倫でスキャンダルの王道を極めたのが北海道11区の自民党前職・中川郁子(ゆうこ)氏(58)。対抗馬は、立憲民主の新人・石川香織氏(33)で、聖心女子大OG対決として注目を集めた。いざ投票箱を開けてみれば、中川氏は比例復活も果たせず落選したが、その敗因を探ってみると……。

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 勝負が決した瞬間、中川氏は支援者の前で深々と頭を下げた。そんな彼女を選挙中、ずっと事務所で見守ってきたのが亡夫・中川昭一元財務相の遺影である。

 地元記者が言う。

「白い歯を出して快活に笑う昭一さんの写真は、ロウソクとお線香が供えられた祭壇の上に飾ってありましてね。選挙中は郁子さんが自ら線香をあげて手を合わせ、写真に向かって頭を垂れていました」

 そんな姿を見た支援者たちは、昭一氏の父・一郎元農水相から脈々と続く「中川王国」を絶やしてはならない。そう誓ったが、

「どうしても、2年前のスキャンダルを思い出してしまうんだよね……」

 とため息を吐くのは、古参の後援会関係者である。

「妻子持ちの同僚議員と不倫したでしょ。だから、遺影を見ると余計に気になってしまう。郁子さんは、どんな顔して昭一さんに手を合わせるんだろうってね」

 選挙初日には、後継候補と目される長男も披露して、暗に「中川王国」の存続を訴えた。選挙の度に行う恒例の“儀式”とはいえ、今回ばかりは家族を前面に出すことで、亡夫への“裏切り”を連想させてしまった。

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