70年代に少年同士の恋愛を描いた竹宮惠子 タブーに挑んだワケとその反響

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 おネエ系がバラエティ番組を盛り上げたり、LGBTへの関心が深まったり、性的マイノリティを理解して多様性を認め合える社会が、ようやくあたりまえになりつつある昨今。

 でもある意味、もうずっと前から、そんな「タブー」が広く受け入れられてきた世界がある。男性同士の恋愛を描く「BL(ボーイズラブ)」。90年代から少女マンガや小説の一大ジャンルとして確立され、いまやマンガ売り場もコミケもBL抜きにはありえない、巨大マーケットを形成する。作り手も読み手も女性であることが多く、「腐女子」などと呼ばれ、男と男のあやしい関係に胸ときめかせるのだ。...

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