「篠原涼子」主演・フジ月9「民衆の敵」は視聴率惨敗の原因は“三重苦”

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篠原涼子の主演作で、初回視聴率が最低

 篠原涼子、大惨敗――。月、木と曜日は違えども、放送時間帯は同じ午後9時。「涼子対決」などという声もあったが、視聴率の差は圧倒的だった。

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 フジテレビの新月9「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」は初回が10月23日に放送され、平均視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と厳しい滑り出しとなった。

 同枠の前番組は、好評を博して「月9復活か」と話題になり、9月18日に最終回を迎えた「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」サードシーズン。初回7月17日の視聴率は16.3%。平均視聴率は14.8%という数字。この勢いを利用し、「民衆の敵」もスタートダッシュに成功するかと思いきや、篠原涼子には屈辱的な数字となった。

「ハケンの品格」(2007年・日テレ)の平均視聴率20.2%など、篠原涼子は数字を持つ女優とされてきた。初回視聴率なら、これまでのワーストは「オトナ女子」(2015年・フジテレビ)の9.9%だったが、「民衆の敵」は更にダウン。ワースト1を塗り替えてしまった。「オトナ女子」の平均視聴率は8.7%だが、「民衆の敵」は、これを超えるか、下回ってしまうか、が今後の注目ポイントだろう。

 一方、テレビ朝日の「木9」(?)である「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(第5シーズン)は、ご存じの通り米倉「涼子」が主演。初回が10月12日に放送され、平均視聴率は20.9%を記録した。

 更に録画して放送後168時間内(1週間内)の再生をカウントするタイムシフト視聴率は10.7%で、重複を除くと29.8%に達した。これはNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の9月28日放送分で記録した29.2%を上回り、現時点で今年最高の数字を飾った。

 民放の秋シーズンドラマ、その初回視聴率のベスト10を見れば、テレ朝の圧勝、フジテレビの惨敗は一目瞭然だ。

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