浅田真央、ホノルルマラソン挑戦 大笑いしたのはあの会社
「マラソン挑戦」というスポーツ紙の見出しに、フィギュアを辞めたら次は陸上選手か、と思った人も多かった浅田真央(27)。実際には、元銀盤の女王の“挑戦”は“お遊び”程度だったが、それでも、あの会社は大笑いだとか。
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くだんの記事がスポーツニッポンの1面を飾ったのは10月12日のこと。しかし、ライバル紙のデスクは、
「浅田真央がホノルルマラソンに挑戦すると、スクープのように報じていましたが、あれは宣伝の記事でしょう。だからうちが“抜かれた”という意識はまったくありません」
と、こう続けるのだ。
「マラソンは12月10日に行われ、その模様は1月13日にTBS系列で放映されます。スポニチはTBSの系列ですからね」
だが、真央が久々に脚光を浴びる場になることには違いない。実は、真央に対しては、各社からオファーが殺到していたそうで、テレビ局関係者によれば、
「平昌五輪や東京五輪の関連番組への出演依頼ですが、これまでことごとく断られているんです」
それを聞いて、プロスケーターの渡部絵美さんは、
「今まで選手としてリンクに立って試合をしていた人が、今度はリンクサイドから試合を観るのは、いい経験になると思いますが」
と惜しむが、真央の心中をスポーツライターの折山淑美さんが代弁する。
「彼女はソチ五輪終了後も、平昌五輪を目指して、今度出場する選手たちとしのぎを削ってきた。そういう選手たちを解説者という立場で評価するのは、嫌なのではないでしょうか」
その一方で、
「これまでフィギュア一筋だった彼女には、指導者になるためにも、いろいろな経験が必要だと思います」
とも言うが、そこで再び先のテレビ局関係者の話。
「非常にありがたい」
「マネージャーも“今は真央のやりたいことだけをさせてあげたい”と言っていて、何もやりたくないわけではない。五輪絡みはダメでも、真央に興味があることなら受けてもらえないか。そう考えて大手広告代理店が、真央と親しいTBSのプロデューサーに打診させ、快諾を得たのです」
実際、真央の事務所も、
「以前からホノルルマラソンは、幼馴染が何度も経験していることもあり、本人が一度は走りたいと思っていたものです」
と回答するのだ。TBSが上手いことやったワケだが、もっと笑っている企業があるという。長く運休していた成田―コナ線を9月15日に再開させたばかりのJALである。なにしろマラソンの正式名称も「JALホノルルマラソン」だ。
「当社から浅田真央さんに要請したわけではなく、マラソン時の航空便もすでにほぼ満席状態です」
広報部はそう言いつつ、
「有名な方が参加していただけるのは、非常にありがたい。まして、私どもがスポンサーをしている浅田さんですから」
漁夫の利にしては、できすぎな気もするが。