晩酌もOK 「基礎代謝」を活かして痩せるなら“飲食は21時まで”
食欲の秋に食べて痩せられる「基礎代謝」の活かし方(3)
「基礎代謝」を活かし、食べて痩せられる健康法をご紹介。最終回となる本稿では、前回に引き続き基礎代謝を考慮したうえでの「食事」の注意点である。「適正体重を保つには、リバウンド防止に尽きます。それには1日3食きちんと食べて基礎代謝を味方につけ、最大限に活用する必要があるのです」と、医学博士で管理栄養士の本多京子氏は説く。
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外食が多くなりがちな昼食。本多氏いわく、
「ヘルシーなイメージのある和食でも、甘辛い味付けは要注意です。代表例がカツ丼。あの味を好む人は、どうしてもご飯を多く摂ってしまいがちですが、油と砂糖がふんだんに使われている場合も少なくありません。“カロリーの塊”という認識を持つべきでしょう」
夕食時ともなれば、基礎代謝は低下して体は睡眠モードへと入っていく。最も太りやすい時間帯であり、おもに自宅で摂る人は、
「飲食は21時までに」(同)
これを守れば晩酌もOK。一方、毎晩接待で午前様が続くような人は、少々工夫が必要だという。日本薬科大学学長である百済診療所の丁宗鐵(むねてつ)院長が明かす。
「医者は会食の機会が多い上、以前は自宅での晩酌も欠かしませんでした。そこで、お酒を楽しむためにも会食後や晩酌での『締めの炭水化物』を止めることにしたのです。私は行き過ぎた糖質制限ダイエットには反対で、朝と昼はしっかり食べており、これで適正体重の維持も苦になりません」
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