「皆さまのNHK」解説委員が中国国営TVの取材に“媚中”発言連発で大顰蹙

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安倍首相の靖国参拝を擁護した発言も

 事情に詳しい関係者が明かす。

「中国駐在が長い加藤さんは、外務省で言う“チャイナスクール”に該当します。当局にベッタリで、批判は一切しません。NHKで尖閣諸島の国有化を『中国の面子を潰した』と解説、抗議電話が来たこともあったそうです。ネット上では天安門事件の解説も問題視されています。今回、CCTVに出演したことは報道局でも一部の人間しか知らないそうですが、日本の視聴者に知られたら大変なことになるんじゃないでしょうか。世論が問題視し、国会議員が注目したら、国会で議論されるかもしれません」

 フェアな報道のため、14年1月20日の朝日新聞の記事を紹介しておく。「解説スタジアム年末スペシャル」という番組で、ある解説委員が安倍首相の靖国参拝を「日本の国益にプラスになる要素は見えない」と批判。これに加藤委員は「絶対ないとは言えない。過去の戦争で命を落とした人たちに対して深い気持ちを表明することは大切だ」と反論したという。

 CCTVのレポートでは頻繁に“カット”が変わる場面もある。加藤委員の発言を編集で切り貼りした可能性も否定できない。とはいえ、加藤委員はれっきとしたテレビマン。中国報道のスペシャリストがこの有様では、「皆さまのNHK」が聞いて呆れる。

週刊新潮WEB取材班

2017年10月27日掲載

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