都電をタクシー代わりにする贅沢

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食事もアルコールも持ち込み可、グルメ列車の貸切もOK

 グルメには嬉しいことに、いすみ鉄道の貸切列車は、食事もアルコールも持ち込み自由だ。また予約をすれば「昭和の幕の内弁当」(800円)や、「伊勢エビ弁当」(1600円 ※2個以上から)を車内で堪能することもできる。アルコールやソフトドリンクの手配も相談に乗ってくれるという。営業企画課は「我々もびっくりしましたが、車内で流しそうめんを行ったグループがいらっしゃいました」と笑う。

 他にも、いすみ鉄道の人気企画「レストラン・キハ」の「伊勢海老特急・お刺身列車コース」や「伊勢海老特急・イタリアンコース」などを貸し切りにすることもできる。これは地元の伊勢海老、アワビ、サザエなど新鮮な食材を、土曜は「お刺身=和食」に、日曜はイタリアンにして、車内で舌鼓を打つという人気企画だ。

 お刺身列車コースは年内なら2人1組で3万円。イタリアンは10月から11月は1人1万6000円。飲み放題ではないが、ビールや日本酒、ワインなどがメニューに組み込まれ、お土産も出る。貸切の条件は24席の買い取り。つまり発起人は自分を含めて24人を確保しなければならない。総予算は和食なら36万円、イタリアンなら38万4000円。だが実現の暁には、オリエント急行にも負けない(?)究極のグルメ列車を堪能できるわけだ。

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