なぜ? ノーベル賞「カミオカンデ」がジグソーに 限定販売

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 東京大学宇宙線研究所(千葉県柏市)が、ノーベル賞の立役者「スーパーカミオカンデ」の写真で作ったジグソーパズルが、発売前からマニアの間で話題沸騰している。岐阜県飛驒市神岡町にあるスーパーカミオカンデは宇宙素粒子観測装置。

 仕掛け人で研究所の広報担当、福田大展(ひろのぶ)さん(34)が語る。

「今年の初めに広報用のグッズをいくつか考えた中に、このジグソーパズルがありました。以前から“スーパーカミオカンデ”をフィーチャーして何か出来ないものかと思案していました」

 いったいなぜ、カミオカンデだったのか?

「パズルを完成させるまでの数時間、ニュートリノに向き合って頂ける。そんな真面目な思いがあったことは確かですが、やはりこの絵の美しさに惹かれました。写真家のアンドレアス・グルスキーも認めた造形物としての美しさです」(同)

 研究所の所員がツイッターに感想を上げている。

“激ムズです。光電子倍増管だらけで……。正直、最後まで完成できるかわかりません”

 たかだか300ピースのジグソーパズルに東大の秀才が苦戦している模様。超クールなのです。

「私もジグソーパズルを作るのは初めて。製作費などを勘案すると、手頃なのが“300”というピース数でした。はずした4ピースを元通りにするだけでも大変です」(同)

 ツイートへのリプライ欄には、

“ぜひネット通販で出してください!おいくらなんでしょうか?欲しいです!”

 という声が続々。

「そういう要望が多いことは承知していますが、10月27〜28日に柏で開催されるオープンキャンパスにおける限定発売なのです」

 お値段は1500円とのこと。早い者勝ちです。

週刊新潮 2017年10月26日号掲載

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