純金積立・投資積立は「コツコツ」手数料を取られる最悪の投資法 荻原博子さんが解説

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日本人は「コツコツ」大好き

 選挙関連のニュースが相次ぐなか、「AERA」(10月9日号)が大特集したのは「老後に備える投資入門」。同誌は7月にも「資産防衛」の特集を組み、インドや中国など海外の事例もまじえて様々な投資法を解説していた。

 なかでも「記者も買ってみました」というタイトルで、体験談を交えながら紹介されたのが「純金」を買う投資だ。「純金積立コツコツ」という印象的なCMのフレーズで知っている人、実は気になっているという人も多いのではないか。

 だが「コツコツ型の投資には要注意」と警鐘を鳴らすのは経済ジャーナリストの荻原博子さんだ。

「一発逆転ではなく、一歩一歩地道に、日々良くなっていくということが好きな日本人は、私も含めて多いのではないでしょうか。でも金融や投資の世界で『コツコツ』は通用しない。
コツコツ型の投資を『郵便局の積立定期』と同じと勘違いすると、もしかしたら相手の思うツボにはまってしまうかもしれません」

 いったいどういうことなのか。先ごろ荻原さんが上梓した『投資なんか、おやめなさい』をもとに、解説を紹介してみよう(以下、同書より引用)。

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