プロ野球選手800名の球団満足度アンケート DeNAが最下位の内情

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初公開! 清宮君に捧げる「プロ野球選手」チーム満足度のマル秘調査記録(2)

 日本プロ野球選手会が、3年前の消費税増税をきっかけに約800名の現役プロ野球選手に実施された12球団の待遇調査。このたび「週刊新潮」がこれを入手し、全容を初公開する。9項目中7つでトップを占めた「良い球団」の代表格は、福岡ソフトバンクホークスだ。「一番の理由は査定がシステム化されており、(選手たちに)分かりやすいことにあると思います」と球団関係者は明かす。

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 プロ野球界では、ソフトバンクに加え、親会社がIT企業の楽天ゴールデンイーグルス、DeNAベイスターズが先んじてプレーの「ポイント化」を進めてきたと言われている。巨人も数年前から、スポーツ選手のデータを集計する会社に外注して、1試合で50もの査定項目をチェックしているという。

 ところが、明朗会計のはずなのに、なぜか9項目中7つで最下位にランクされてしまったのが、横浜DeNAだ。アンケートからは、選手が自分たちの扱いに強い不信感を抱いていることが窺える。たとえば、

〈プレーは評価されているか?〉

 という項目は、ソフトバンクでは半分近い選手がそう感じているのに対し横浜DeNAはわずか1・79%。ほとんどの選手が“認められていない”と感じているのだ。

「この手のアンケートをやったら、横浜DeNAが最下位になるのはよく分かります。僕の気持ちも同じでしたから」

 そう振り返るのは、2014年まで横浜DeNAで中継ぎ投手として活躍した藤江均氏だ。現在は大阪で「焼肉39ごりら」を経営している。

「僕はDeNAに買収される前からベイスターズにいたのですが、親会社が変わってから球団はあまり選手の意見を尊重しなくなってしまいました」

 たとえば試合で疲れ切っていても頻繁にファン向けのイベントに駆り出される。タレントのインタビューにも付き合わなくてはいけない。これが親会社DeNAの新方針だった。

「ファンサービスは大事だけど、一番のサービスは勝つことじゃないですか。また、コストカットも“そこを切るのか!?”みたいな削減案がいきなり来る。たとえば合宿中なのに、ランドリーの使用を2日に1回にしてほしいと言われたこともありました」(同)

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